コリアンダーを知り尽くして、おいしく取り入れよう♡

今回は、エスニック料理になくてはならない食材である「コリアンダー」に大注目!
セロリやクレソンなどのクセがある野菜のなかでも、あの独特な香りや味が似ている食材は他にはないのではないでしょうか。
好き・嫌いが極端に分かれるコリアンダーですが、おいしく調理する方法を知れたら、コリアンダーが苦手な方も克服できるかも!
コリアンダーは何をきっかけに日本で流行り始めたのか、独特なあの香りは何なのか、コリアンダーのあれこれを知り尽くしましょう♪
上手に使うことができれば、コリアンダーのクセもおいしく調理することができますよ。
コリアンダーとは?
ここ数年で一気に話題となり、ブームを巻き起こした「コリアンダー」。
そもそも、コリアンダーって何モノなんだろう?という疑問を解決していきましょう!
「コリアンダー」とは英語での名称であり、セリ科の仲間。
日本料理で見かけることはないですが、タイ料理やベトナム料理、インド料理などによく使われています。
薬味として加えれば爽やかさがプラスされ、料理に良いアクセントを与えてくれる「コリアンダー」。
エスニック料理には、なくてはならない存在ですよね。
そんなエスニック料理が日本で流行りだしたのは、1980年代頃。
そこから、コリアンダーの人気がじわじわと広まりました。
口に入れた瞬間の鼻に抜ける香りが、コリアンダー好きにはたまらないですよね♡
ですが、コリアンダーの香りがカメムシに似ているとも話題になり、あの香りが苦手という声もあります。
別名「カメムシソウ」とも言われていて、実際にカメムシを食用としている国は多々あるそう……。
日本でカメムシを食べることはなかなかないと思うので比較は難しいですが、別名で「カメムシソウ」と言われるくらいなので、本当に似ているのかもしれませんね。
コリアンダー・パクチー・シャンツァイの違いは?
「コリアンダー」には名称がいくつかありますが、みなさんはどのように呼んでいますか?
コリアンダー以外に、パクチー、シャンツァイ、コエンドロと言った種類の名称があるんです。
ですが、これらはすべて同じものを指しているんですよ!
でも、食材でこれだけいろんな名称があるのは不思議ですよね。
以下で詳しく見ていきましょう♪
・コリアンダー(英語)
コリアンダーというと、フレッシュな葉のものを指してももちろん間違いではないのですが、種子を乾燥させたものを呼ぶときに使われることが多いです。
コリアンダーシード(種のままの状態)やコリアンダーパウダー(粉砕してあるもの)として、スパイスの役目を果たしています。
パウダーは華やかな香りで、葉の状態のものに比べると、あの独特な香りはありません。
カレーには必須ですが、サラダやケーキなどで使っても◎ですよ。
・パクチー(タイ語)
パクチーという名称がいちばん聞き馴染みがあるかと思います。
タイ料理などのエスニック料理がブームになったときに、タイ語で呼ばれるパクチーが広まりました。
フレッシュな葉や茎が、エスニック料理の薬味として活躍していますね。
パクチーが好きな人たちのことを「パクチニスト」と言ったり、パクチー専門店が増えるくらいブームを巻き起こしました。
・シャンツァイ(中国語)
香菜と書いて「シャンツァイ」と読みます。
中華料理でも、おかゆや麺類の薬味としての役割を果たしていることが多いですね。
・コエンドロ(ポルトガル語から派生した和名)
あまり呼ばれることのない名称。
ポルトガル語の「コエントロ」がなまって、「コエンドロ」という和名になったそうですよ。
コリアンダーの知られざる効能は?

コリアンダーには、どんな栄養素が含まれているのでしょう?
コリアンダーが苦手な方も、含まれている栄養素を知ったら思わず食べたくなってしまうかも♪
ビタミンA
ビタミンB2
ビタミンC
カリウム
鉄
カルシウム
その他、リナロール・ゲラニオール・ボルネオールという精油成分が含まれていて、これらは胃腸の働きを助ける作用を持っています。
胃腸が優れないけど、エスニックや中華の刺激的かつスパイシーな料理が食べたい!というときにも、コリアンダーが助けてくれますよ。
ここで、コリアンダーの根を捨てていた方には必見ポイントをお伝えします!
コリアンダーはフレッシュな葉や茎だけでなく、根まで食べられるんです。
知らなかった方も多いのではないでしょうか?
土をよく落とし、細かく刻んでカレーに入れたり、スープに入れるのがおすすめ♪
また、肉や魚の臭み消しもしてくれる、優れた部位なんです!
これからは捨てずに、活用させてみてくださいね。
独特な風味にあなたも虜♡コリアンダーを使った魅惑のレシピ4選
〈コリアンダーにやみつき♡レシピ1〉たこのエスニック風カルパッチョ
ライムの香りが爽やかな「たこのエスニック風カルパッチョ」のレシピをご紹介します。
ナンプラーの味わい深さにやみつき♡
刻んだコリアンダーが良いアクセントを加えています。
お酒のお供にすれば、カルパッチョを食べる手も、お酒を飲む手も止まらなくなりますよ!
〈コリアンダーにやみつき♡レシピ2〉コリアンダー入り餃子
中華料理の餃子が、一気にエスニック料理に大変身する「コリアンダー入り餃子」のレシピをご紹介します。
タネにはたっぷりのコリアンダーを混ぜ込んでいるので、ビールとの相性抜群!
海外のビールと合わせれば、より異国感を味わえますよ♪
フレッシュなコリアンダーを薬味としていっしょに食べれば、口のなかに広がるコリアンダーの香りに酔いしれること間違いなしです♡
〈コリアンダーにやみつき♡レシピ3〉ほうれん草としめじのソテー卵のせ
朝食にもおすすめの「ほうれん草としめじのソテー卵のせ」のレシピをご紹介します。
ほうれん草とベーコンのソテーを作るママは多いかもしれませんが、コリアンダーとクミンを入れると、いつものレシピとはまた違った味わいのある1品に仕上がりますよ。
スパイスは炒めると香りが増すので、食材を入れる前にしっかり炒めましょう!
卵の黄身はお好みの加熱具合にしてお召し上がりください♪
〈コリアンダーにやみつき♡レシピ4〉スパイスたっぷり!本格ドライカレー
おかわり必至の「スパイスたっぷり!本格ドライカレー」のレシピをご紹介します。
クミンやカルダモン、コリアンダーやガラムマサラなど、いろんなスパイスを入れて作るカレーのレシピに、難しいイメージはありませんか?
こちらのレシピは、スパイスさえ揃っていれば本格的なドライカレーが簡単に作れちゃうんです!
さらに、長時間煮込まないドライカレーにコクをプラスさせるコツもありますよ。
それは、インスタントコーヒーを入れること。
味に深みが出るので、ぜひ試してみてくださいね♪
コリアンダーをもりもり食べられる絶品レシピ集はこちら♪
コリアンダー好きには必見のレシピ集をお届けします。
タイ料理やベトナム料理など、エスニック料理には欠かせない食材である「コリアンダー」。
ですが驚くべきことに、現地でコリアンダーは薬味としての食材なので、サラダにしたり、もりもり食べることはないそう……。
薬味という概念を超えた日本でのコリアンダーブームは、まだまだ去ることはないでしょう。
そんなコリアンダー好きの方たちにおすすめのレシピが盛りだくさんですよ♪
ぜひ参考にしてみてくださいね。
コリアンダー好きが集まれば、おつまみはこのレシピ集で決まり!
コリアンダーを使った料理のおいしさに、お酒もどんどんすすんじゃう!
コリアンダー好きが集う飲み会には、コリアンダーを使ったおつまみは必須ですよね。
おもてなしで作るも良し、みんなでわいわい作るも良し♪
前菜から〆のレシピまで揃ってしまうこちらのレシピ集、活躍すること間違いなしですよ♡
パウダーもシードも上手に取り入れて、コリアンダーを堪能しましょ♡

コリアンダーにまつわるあれこれからレシピまで、盛りだくさんの内容でご紹介してきました。
コリアンダーが好きな方にはもちろん、苦手な方にもコリアンダーの魅力は伝わったのではないでしょうか。
ブームになってからコリアンダーは手に入りやすくなり、家庭でも手軽に使えるようになったのはうれしいですよね♪
葉や茎だけでなく、根の部分やシードにパウダーまで、捨てるところが一切なく、多岐にわたる優秀食材のコリアンダー。
いろんな料理に使って、コリアンダーの奥深い味を堪能してくださいね♡
※調理器具の効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
※料理の感想・体験談は個人の主観によるものです。