
鮭の旨味が野菜に染み込む!「鮭のちゃんちゃん焼き」
北海道では、産卵のために遡上してきた鮭を「秋味」と呼び、季節の味覚として親しまれています。その代表的な料理が「ちゃんちゃん焼き」です。鉄板で豪快に焼いて、バーベキュー感覚でワイワイ楽しむメニューですが、ご家庭で手軽に楽しめる、フライパンを使ったレシピをご紹介します。
フライパンにサラダ油を熱し、下味をつけた鮭をこんがり焼いて取り出します。同じフライパンにたまねぎ、キャベツ、にんじん、しめじを入れ、しんなりしたら合わせておいた味噌ダレを回し入れ、バターともやしも加えましょう。焼いた鮭を戻し入れ、ほぐしながら炒め合わせ、ふたをして蒸し焼きにすれば完成です。
味噌マヨのコクが鮭と合う「鮭とじゃがいもの重ね蒸し」
お子さまから大人まで、みんな大好きな味噌マヨ味で、鮭とじゃがいもをおいしくいただきましょう。
フライパンに薄切りにしたじゃがいもを並べ、中央に鮭、まわりにブロッコリーをのせます。塩、料理酒、胡椒を混ぜた水を注ぎ、ふたをして蒸し焼きにします。蒸し上がったら器に移し、酢、マヨネーズ、味噌を合わせたソースをかけていただきます。
じゃがいもに鮭の旨味が染み込んで、まさに絶品です。コク旨の味噌マヨソースと相まって、食欲をかきたてます。
味噌の甘味とコクでご飯がすすむ「鮭の甘味噌焼き」
アメ色たまねぎと味噌のコク旨ダレが鮭にしっかりからむ、ご飯がすすむメニューがこちらです。
鮭はペーパータオルで水気を拭いて、小麦粉をまぶし、サラダ油を熱したフライパンに並べます。両面ともこんがり焼いたら、端に寄せて余分な油を拭き取ります。アメ色になるまで揚げたたまねぎと、味噌、水を合わせたタレを回し入れて煮からめましょう。青じそを敷いた器にのせれば完成です。
和洋折衷でホッとする味「鮭とほうれんそうの味噌ドリア」
味噌を使ったドリアはコク旨&クリーミー!懐かしさを感じさせるホッとする味で、脂がのった鮭の旨味を引き立てます。
鮭は皮を取り除いてひと口大に切り、塩胡椒をふって薄力粉をまぶしたら、フライパンで焼きます。焼き色がついたら取り出して、次にたまねぎ、しめじ、ほうれんそうを炒めます。しんなりしたら牛乳、生クリーム、ブイヨンを加えましょう。煮立ったら薄力粉を練り混ぜたバターを混ぜ入れ、とろみをつけます。味噌を溶かしてご飯を加え、焼いた鮭の半分をほぐしながら軽く混ぜましょう。耐熱皿に盛り、残りの鮭を並べてチーズをちらし、オーブントースターでこんがり色づくまで焼けばできあがりです。
鮭の旨味でだしとりいらず「鮭の味噌汁」
大きめの鮭がゴロッと入った味噌汁は、鮭の旨味がにじみ出て、だしをとったり顆粒だしを加えなくても、濃厚なうまみが味わえます。
鍋に水と料理酒を入れ、だいこんとたまねぎを加えて火にかけます。野菜が柔らかくなったら、ひと口大に切った鮭を加えます。鮭に火が通ったら、火を止めて味噌を溶き入れ、再度火にかけてバターを加えましょう。器に盛り、きざみねぎをちらしてお召し上がりください。
塩鮭を使うときは、味をみて味噌の量で塩分を調節してくださいね。
味噌味の鮭メニューをご紹介しましたが、いかがでしたか。いずれも鮭の旨味と味噌のコクの相乗効果で、豊かな味わいに仕上がります。家では焼き鮭くらいしか作らないという方も、ぜひお試しいただき、レパートリーに加えてみてくださいね。